投資の話の続きです

さて、前回の続きをもう少し書きます。

不動産投資の話です。私としては、株式でも不動産でも投資すること
自体は良いと思います。預金だって、現在では1000万円以上は預金保険対象外
ですから、ある意味投資ですから...

さて、銀行員時代に取り上げた不動産投資の話です。

1.取引先の社長は飲食店経営者。本業はまずまず、利益も出ている。
2.社長個人で借りて、マンションの一棟投資。金額確か、2億円ぐらいだったかな。
3.担保は銀行の評価では(掛後といいますが)不足していました。

私はこの案件を通しました。担保が足らなくても、
・本業がまずまず好調で、万が一の時は本業から補填できる
・投資用マンションが古くなって入居率が低下したときは、社員の
 寮として転用できる(社員の夜が遅いので、福利厚生に必要なんです)
・なによりも、社長が本業の経営に非常に一生懸命で、
 なんどか食べに行った店の料理が非常にうまく、かつ従業員教育が
 徹底していたことが心象良し!

などの理由です。本部への稟議となりましたが、通して融資できたときは
非常に嬉しかったです。このときの顧客に喜んでもらえる経験が銀行員、
そして今のコンサルの仕事の喜びにつながっているようです。

経営者の皆様、このような投資案件ならば喜んで取り上げたいと思うのが、
大半の銀行員です。
本業は大切にして、ぜひ様々な投資も行ってもらいたいと思います。