ファンド?ってなに?

テレビで村上ファンドのことが流れていました。ファンドのことについて書きます。
村上ファンドも、私の仕事で関係ある企業再生ファンドも、つまりファンドです。
簡単にいうと、「お金を集めて、投資して、それ以上の金を出資者に返す」だけのものです。
その投資先が、上場株式か、潰れ掛けの会社の株式か、どうかが違うだけです。

はっきり言えば、「金儲けのため」です。ただ、それを言えば、世の中の金融機関も
金を集めて、貸して利ざやを抜くのですから、仕組みは同じです。
私が思うことは、「企業としての存在価値」の問題です。
①金融機関は、必要な資金を貸出すことで企業の利益増加に貢献する
②企業再生ファンドも、企業が復活すれば高く売却可能
村上ファンドも、最初言っていたように十分な投資をせずに、
 効率が悪い経営に対する改善を要求する

ことができれば良いのですが....
三井住友銀行のように企業の成長を考えずに、デリバティブ商品を売りまくる
②回収金額の増大のみ目指し、企業の復活を二の次にする
③投資家に対する利回りのみ気にして、投資先の顧客・従業員のことを何も考えない
になっている状況です。

人の金で相撲をとっていることを忘れてはいけません。銀行もファンドもそれを忘れれば、
そもそも存在価値はありません。